AR加工
AR加工のARはAnti-Reflection(反射防止)の頭文字を取ったもので、増透過加工とも言います。名前を聞くと光透過率が高くなることが分かります。
AR膜は表面の光学メッキ層です。光の反射を減らすことで光の透過率が高くなります。
これは,望遠鏡などのコントラストを向上させるために散乱光を低減させます。
多くのコーティングは屈折率の異なる透明な膜と,膜の厚さにて反射光波長を調整します。
光が増透膜上で二次反射を起こすと元の反射光と干渉して反射光を弱めます。
エネルギーに依存して、光のエネルギーは変わらない。
従って反射光が減少すると透過光が増加する。
これが増透過膜の原理です。
一般に、増透過膜を選ぶ時は波長域を決めます。
赤外線域、可視光域、紫外線域などです。
加工例

医療機器ディスプレイ

魚群探知機ディスプレイ

ATM操作パネル

カーナビ

デジタルカメラ

スマートフォン・タブレット

ビデオカメラ

ドライブレコーダー

PCディスプレイ

センサーカバー

防犯カメラ